『私たちが通ったアメリカの学校ー小・中・高校フィールドワーク』(2011年自費出版,ISBN 978-4-901242-95-0)本書に描かれたのはアメリカの普通の公立学校の生活.あれから早10年・・・みんな元気にしているかな?学校はどうなっているだろう.2012年3月コロラドの春の日射しの中で『私たちの学校の今』を見つける旅が始まった.アメリカ庶民の素顔に迫る写真満載の続編スタート.Time goes by fast!

2012年6月20日水曜日

スーパーW新店舗開店

ブログ第1話で我がW君がストアマネージャーとして「目下スーパーWの新店舗開店に向けて準備中で大いそがし」と書いた。その新しい店がついに開店した(Colorado州のDenver市内です)。
開店前夜、誇らしげに台の上に立って挨拶する彼の写真を見て、私は感慨無量になった。わが子のM中への登校1日目、彼が声をかけてきてくれた(本書p39〜40)ことから、わたしたちのアメリカ生活がスタートした。そう、すべてはあそこから始まったのだ・・・いやあほんとうに立派になりました。
親に連れられてメキシコからアメリカへ。英語とスペイン語のはざまで苦労したね。金銭的には決してゆたかな環境で育ったわけではない。でも愛情だけはとびきりたくさんある家庭だった(いまでもある)。何よりスペイン語(母語)をきちんと自分の物にすることができた。これこそまさに両親のおかげである。
本当に君は日本に暮らす外国につながる子どもたちの希望の星だよ!お金がなくても外国で心豊かに暮らすことはできるんだよね。


それにしても第1話ではブラウン系、今回はグリーン系。シャツとジャケットとネクタイのコーディネート、決まってるぜ!!あの頃、こんなにカラーセンスがよかったっけ?

2012年6月12日火曜日

どうしたのかな炭酸飲料・・・???

 一日2缶でも飲み過ぎだと思うが、これがさらに加速すると、E小の炭酸飲料クイーンAのように一日半ダース(約2㍑)と豪語する人間まで現れる(p223)



この写真、アメリカのスーパー(以前よく行った店)の炭酸飲料売り場です。アメリカ人と言えばコーラ、7up、ドクターペッパー!そんなドル箱商品なのに、この売り場、なんか違和感があります。左側に壁が写っていることでわかるように、お店の一番奥の奥、入り口から最も遠い(対角線)、人目につきにくいところにあるのです。夜だったせいもあるかもしれませんが、なんか場末感(?)すら漂っていました。
10年前、この場所には、赤ちゃん用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、サプリメントなど、買い物頻度があまり高くない物が並んでいました。私自身、ここに足を踏み入れるのは5回に1回くらいだったでしょうか。つまり、ここはお店の中でも、最も人通りが少ない、さびれた(??)場所なのです。
 あの頃、炭酸飲料売り場は、店の真ん中あたりにありました。印象的なのはとにかく安かったこと。私の知る底値は2㍑ペットボトル3本99セント。当時のレート(1$≒¥130)で2㍑45円くらいです。これなら水より安いです。まあここまで安いとちょっと桁違いですが、庶民たちはこういうのを見逃しません。私はお節介にも、炭酸飲料クイーンAにお説教しました。
「炭酸飲料飲みすぎ注意!水を飲む方が健康に良いよ」
でもこの値段を見れば、これが完全に馬の耳に念仏なのは明白です。
当時の広告を見ると、ミネラルウオーターは2㍑86円くらい、炭酸飲料(缶売りの場合)は2㍑130円くらいです。缶売りにすると水に比べて安くはないです。でも一缶17セント(約22円)ですから、Aにとっては「一日半ダース!!」(12oz缶)でも、けっして割高ではなかったのでしょう。もちろん、自動販売機で一缶ずつ買えば、もっと高いです。
しかし、今回このスーパーの広告では、炭酸飲料2㍑ペットボトルの最安値は一本99セント。私にとっては(アメリカ庶民にとっても)すごい物価上昇(?)です。Aも少しは自粛してるのではないかと想像しています(残念ながら今回は会えませんでした)。

ところで、かつての炭酸飲料売り場ですが、そこは今でも飲料売り場になっています。ただし、クランベリージュース、野菜ジュースなど、比較的健康志向のものがずらり。
店の中央にある方の飲料売り場。クランベリージュース、野菜ジュースなどが並んでいる
なんで、スーパーKでは炭酸飲料がこんなに冷遇(?)されているのでしょうか?他のスーパーでは、これほどの大規模な売り場移動は見かけませんでした。

肥満はアメリカ人にとって本当に深刻な問題です。炭酸飲料の飲み過ぎは、あの頃から肥満の敵とされてはいました。しかし、私の周りでは(みんな庶民中の庶民!!)、そんなことはどこ吹く風。すでにメタボ体型だった(今回さらにひとまわり大きくなっていた)G家のお父さんは、行くたびに7up缶を放ってよこし、E小の副校長は毎日ペプシ缶片手に校内巡視。Aの定番はあのドクターペッパー!!
しかし、ほんの少しずつ、何かが変わってきているようです。G家のテーブルには大きなグラスになみなみと注がれた水が置かれていました。R家の冷蔵庫には数本のペプシのみ。そして、このスーパーKにおける炭酸飲料売り場のお引っ越し・・・売り上げが命のスーパーで、花形商品をあえてお客の目に触れにくい場所におく真意はなんなのでしょうか?それとも、お客の足を店の隅々まで運ばせようという周到な作戦?なのでしょうかねえ。